☆野球を通して、子供たちの未来を創造する!☆
近年、甲子園やプロ野球の盛り上がりの裏で、野球の競技人口の減少が顕著に表れており、中学校体育連盟のデータによれば、軟式野球部競技人口は2009年31万7,053人から、2016年には12万人減の18万5,413人まで減少しています。
一方サッカーは23万人前後で推移しており、既にサッカー部員数が野球部員数を上回っている現状があります。特にジュニア世代(7才~15才)における競技人口の減少は深刻な問題となっています(全国の少年野球チームが過去5年間で200チーム減少しています)。
スポーツの多様化、ボール・バットの過敏な危険認識による公園や校庭でキャッチボール禁止、高額な道具代や当番で親の負担が大きく、子供にあえて野球をさせないなど「野球」に触れる機会が失われ、野球を知る・始める子供が少ないと言う理由にあげられます。
野球を通して、幼少期の子供たちにスポーツを始める機会を与え、子供の心身の健康増進の機会をつくり、また、野球の楽しさを伝える事により、将来の野球の競技人口増加に寄与する事を目指しています!
NPO法人野球未来.Ryukyu 理事長 : 大野 倫
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2019年09月26日
大野 倫コラム「野球の力」

先日の有識者会議で、投手の1週間500球投球制限の案が発表され、早ければ来春のセンバツから実施とのこと。
アメリカのスマートピッチと言われる投球制限には遠く及びませんが、今後の段階を踏まえての落としどころではないでしょうか。
私は高校時代、投げ込み(連日200~300球)でコントロールが良くなった投手です。また、投げ込み、または連投で壊れた投手でもあります。投げ込みのメリット、デメリットを自身で経験することができました。
やはりリスクが大きかったですが…。
しかし、当時の時代背景であり、投げれば投げるほどコントロール・スピードがつくと多くの野球人が信じていた時代でした。
現在でも古い考えの指導者が多い中、未来志向の知見を持った方々の勇気ある意見がアマチュア野球界を動かしつつあります。
私は今でも時には投げ込みは必要だと思います。
但し、前後の休養が前提です。
どの分野でも鍛練なくしては技術の向上は図れません。ケガを恐れて鍛練を怠ると競技者として成り立ちません。
今後、若い世代を預かる指導者は『鍛練かオーバーユースか』の限界線を見分ける眼力、専門知識が求められます。投手なら、投げなさ過ぎもよくありませんし、投げ過ぎもよくありません。
近い将来、選手にとって最善のルールを適用して『勝利と育成の両立』を実現できたらいいですね。
※追伸
智弁和歌山vs星稜の高校野球の木製バット使用も大賛成
これも選手の打撃技術向上には必須です。
新しい考え、新しい人がどんどん出てきてますね
大野 倫
Posted by ⚾野球未来プロジェクト at 23:47
│大野 倫コラム「野球の力」