☆野球を通して、子供たちの未来を創造する!☆
近年、甲子園やプロ野球の盛り上がりの裏で、野球の競技人口の減少が顕著に表れており、中学校体育連盟のデータによれば、軟式野球部競技人口は2009年31万7,053人から、2016年には12万人減の18万5,413人まで減少しています。
一方サッカーは23万人前後で推移しており、既にサッカー部員数が野球部員数を上回っている現状があります。特にジュニア世代(7才~15才)における競技人口の減少は深刻な問題となっています(全国の少年野球チームが過去5年間で200チーム減少しています)。
スポーツの多様化、ボール・バットの過敏な危険認識による公園や校庭でキャッチボール禁止、高額な道具代や当番で親の負担が大きく、子供にあえて野球をさせないなど「野球」に触れる機会が失われ、野球を知る・始める子供が少ないと言う理由にあげられます。
野球を通して、幼少期の子供たちにスポーツを始める機会を与え、子供の心身の健康増進の機会をつくり、また、野球の楽しさを伝える事により、将来の野球の競技人口増加に寄与する事を目指しています!
NPO法人野球未来.Ryukyu 理事長 : 大野 倫
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2023年06月01日
景色を見て野球が上手くなった❗
景色を見るだけで野球が上手くなった
~とある中学生の試合~
ファーストを守っている選手が無死1塁の場面でボテボテのショートゴロ~二塁間に合わずショートは一塁へ転送~暴走ぎみの一塁走者は一気に三塁へ。ファーストはショートからの送球を受ける際、二塁を回りかけた走者の動きは間違いなく視界の中に入るのだが…気付かない様子でプレーが止まった。ベンチの声で慌てて投げようとするもセーフ。
ミーティングでは当たり前に予測・準備の話をする。にしても見えないはずがないと気になり彼と面談。
集中してたか?『はい』
準備・予測してたか?『はい』
ランナー見えたか?『見えませんでした』
う~ん
どこ見てた?『ボール見てました』
なるほど!
では、打席の時どこ見てる?『投手が持っているボール見てます』
盗塁の時どこ見てる?『投手の足見てます』
なるほど!なるほど!
この子は、チーム1の努力家で声も良く出る。野球に取り組む姿勢はみんなが認めるところ。
反面、試合での過度な意気込み、緊張からかなかなか結果が出ず時折ボーンヘッドが出る。
そう、明らかに目の使い方に問題がある。彼は極端に視野が狭い状態でプレーしている。目に棒状の筒を当てて覗きこんでプレーしているようなもの。
『一点に集中しすぎないで景色を感じながらプレーしてごらん。森を見ながら動いたものに反応しよう遠くを感じて近くに反応することで距離感、空間を作れるし、目からの情報も広がり反応、判断も早くなるよ』
ま~感覚的なものだしな~難しいだろうな~と思いながらもアドバイス。
そこからビックリ
驚くほど彼のプレーが変わった。
守備のミスも少なくなり、投手としてもエース候補に躍進。打順も主軸を打つまでに成長。ボーンヘッドも一切なくなった。
ベンチとしてはセンス、技量、野球脳のレベルが低いと判断しがち。私もメンバーから外すか迷っていたところでした。危ない危ない
彼は、グラウンド全体の景色を見ること、ボールを見すぎないでボールが弾き出される人全体を見ること(打者・投手・盗塁)を意識しただけで別人のようなプレーヤーになりました。
大人で言うと車の運転に似ている。道だけ集中して運転すると信号や横から出てくる車や歩行者に気付かず余計に危ない。
そういや私も投手の時はキャッチャーミットを見ないで打者のどこそこを狙ってリリースしてたな。
皆さんの周りにも能力はあるが試合になるとよくボーンヘッドをしたり空回りする選手いませんか?
いわゆる『どんくさい』と言われる選手。
彼らは筒の中の視野しかないのです。
見る景色を変えてあげましょう!変化を実感できます!
私もフォームなどの技術論に走りすぎて、プレーの根源にある『目』の使い方にあまりフォーカスしなかったことに大反省です
また子供たちから1つ学びました
長文にお付き合いありがとうございました。
#景色を感じながら野球も仕事もする
#ボールを見すぎない
#距離感 #空間


~とある中学生の試合~
ファーストを守っている選手が無死1塁の場面でボテボテのショートゴロ~二塁間に合わずショートは一塁へ転送~暴走ぎみの一塁走者は一気に三塁へ。ファーストはショートからの送球を受ける際、二塁を回りかけた走者の動きは間違いなく視界の中に入るのだが…気付かない様子でプレーが止まった。ベンチの声で慌てて投げようとするもセーフ。
ミーティングでは当たり前に予測・準備の話をする。にしても見えないはずがないと気になり彼と面談。
集中してたか?『はい』
準備・予測してたか?『はい』
ランナー見えたか?『見えませんでした』
う~ん
なるほど!
では、打席の時どこ見てる?『投手が持っているボール見てます』
盗塁の時どこ見てる?『投手の足見てます』
なるほど!なるほど!
この子は、チーム1の努力家で声も良く出る。野球に取り組む姿勢はみんなが認めるところ。
反面、試合での過度な意気込み、緊張からかなかなか結果が出ず時折ボーンヘッドが出る。
そう、明らかに目の使い方に問題がある。彼は極端に視野が狭い状態でプレーしている。目に棒状の筒を当てて覗きこんでプレーしているようなもの。
『一点に集中しすぎないで景色を感じながらプレーしてごらん。森を見ながら動いたものに反応しよう遠くを感じて近くに反応することで距離感、空間を作れるし、目からの情報も広がり反応、判断も早くなるよ』
ま~感覚的なものだしな~難しいだろうな~と思いながらもアドバイス。
そこからビックリ
守備のミスも少なくなり、投手としてもエース候補に躍進。打順も主軸を打つまでに成長。ボーンヘッドも一切なくなった。
ベンチとしてはセンス、技量、野球脳のレベルが低いと判断しがち。私もメンバーから外すか迷っていたところでした。危ない危ない
彼は、グラウンド全体の景色を見ること、ボールを見すぎないでボールが弾き出される人全体を見ること(打者・投手・盗塁)を意識しただけで別人のようなプレーヤーになりました。
大人で言うと車の運転に似ている。道だけ集中して運転すると信号や横から出てくる車や歩行者に気付かず余計に危ない。
そういや私も投手の時はキャッチャーミットを見ないで打者のどこそこを狙ってリリースしてたな。
皆さんの周りにも能力はあるが試合になるとよくボーンヘッドをしたり空回りする選手いませんか?
いわゆる『どんくさい』と言われる選手。
彼らは筒の中の視野しかないのです。
見る景色を変えてあげましょう!変化を実感できます!
私もフォームなどの技術論に走りすぎて、プレーの根源にある『目』の使い方にあまりフォーカスしなかったことに大反省です
また子供たちから1つ学びました
長文にお付き合いありがとうございました。
#景色を感じながら野球も仕事もする
#ボールを見すぎない
#距離感 #空間

